子どもの姿勢の悪さの原因は?10秒でできるシンプルな解決法
こんにちは!
背ラピストStore店長の岩上です。
スマホやゲーム機を1人1台持つのが当たり前になった時代。
肩こりや猫背に悩んでいるのは、大人だけではありません。
学校でもパソコンやタブレットによる学習が始まっている今、肩こりや猫背に悩む子どもが増えています。
文部科学省が全国の小中学校で行ったデジタル教科書の実証実験でも、4割近くの小学生が首や肩に痛みを訴えたという報告もされています。
「背筋を伸ばしなさい!」が無意味な理由
Youtubeを見る時や勉強をする時、我が子の姿勢の悪さが気になる方も多いのではないでしょうか?
「背筋を伸ばしなさい!」と厳しく注意する方もいるかもしれません。
しかし、一時的に背筋を伸ばしたとしても、1分後には元の猫背に戻ってしまうお子さんがほとんどです。
それは、子どもが猫背の姿勢に慣れて、その姿勢でいることがラクになっているから。
現代の子どもたちは昔に比べて、外で遊ぶことが減りました。
代わりに増えたのが、動画の視聴やゲームなどの座ったままでの遊びです。
体を動かす機会が少なくなったことで、腹筋や背筋といった筋力が減っています。
体を支える体幹が弱った子どもにいくら言葉で言い聞かせても、ずっと正しい姿勢を保つ方が難しいのです。
姿勢が悪い子どもはどうなる?
では、姿勢が悪い子どもはどうなるのか?
姿勢の悪さが子どもに与える悪影響は、首や肩のこりだけではありません。
・背が伸びにくい
・運動のパフォーマンスが下がる
・消化不良を起こす
・疲れやすい、だるい
・イライラする
・自己肯定感が下がる
などの症状が現れます。
成長期の子どもの骨は柔らかく、大人に比べて歪みやすいのが特徴です。
骨格が歪んだ結果、背も伸びにくくなりますし、歯のかみあわせや歯並びも悪くなります。
歪んだ骨格に沿ってついた筋肉が動きを妨げるため、運動のパフォーマンスも下がります。関節への負担が大きくなり、痛みが出ることもあるかもしれません。
また、前かがみの姿勢は肺や胃腸を圧迫し、消化不良や体のだるさの原因にもなります。
勉強に集中できないのも姿勢が原因かも
精神面への影響も大きくなります。
うつむきがちの姿勢は気分が落ち込みやすくなり、自己肯定感が下がります。
自律神経が優位になるため、イライラしやすくなって、勉強に集中できなくなることもデメリットです。
子どもが勉強や運動でいい成績を出すためにも、少しでも早く姿勢をよくしてあげたいですね。
朝の10秒でできる子どもの姿勢改善
子どもの姿勢が猫背の場合、筋肉や骨格が猫背仕様になっています。
悪い姿勢が形状記憶されているため、子どもが意識して治すことは難しいでしょう。
そんな時に、子どもの体に元の正しい姿勢を思い出させてあげることが有効です。
そのために考案されたのが、10秒で子どもの姿勢問題を解決する「背中シュッシュ」です。
やり方は簡単。
立っている子どもの背中を大人が片手で、上から下に強めに10回さするだけ。
首の付け根からお尻にかけて勢いよく、「シュッシュ」と音が出るくらいにさするのがポイントです。
背骨には自律神経の大きな束があります。
そこに刺激を与えることで、自律神経が活性化するため、さすられた子どもは「気持ちいい」「すっきりする」と感じるはずです。
10秒でできるので、朝学校に出かける子どもを送り出す時に、親子のスキンシップを兼ねて試してみてはいかがでしょうか?
では、自分も子どもも姿勢に注意しつつ今週もがんばっていきましょう!