肩こりや頭痛の原因はマスクによる酸素不足かも?“隠れ酸欠”を解消する呼吸法
こんにちは!
背ラピストStore店主の岩上です。
マスクをして階段を昇る時などに息苦しく感じることはありませんか?
これは、マスクによって私たちの体内に入る酸素の量が減少しているから。
私たちの呼吸の回数は1分に15回程度、1日で2万回に達します。
短時間のマスク着用ならば酸素不足もさほど問題になりません。
しかし、毎日長時間のマスク生活によってあなたの体も “隠れ酸欠”になっているかもしれません。
マスク生活で増えている “隠れ酸欠”
“隠れ酸欠”とは気づかないうちに呼吸が浅くなり、体に取りこむ酸素が足りなくなる状態です。
マスク生活が当たり前になって2年以上経った今、自覚がないままに隠れ酸欠になる人が増えています。
日常的に体内に取りこむ酸素量が不足すると、心と体にさまざまな悪影響をもたらします。
- 肩こりや首こり
- 頭痛やめまい
- 不安やイライラが続く
- 免疫力の低下
- 集中力が続かない
マスクで酸素不足になる理由
私たちの本来の呼吸は鼻呼吸です。
鼻にはもともとウイルスや細菌などを取り除くフィルターが備わっています。
マスクを着けているときの鼻呼吸は、鼻とマスクという二重のフィルターを通して空気を取りこんでいるので、どうしても体内に入る空気の量が減少します。
さらに、マスク着用中は自分の吐いた息がマスクの内側にたまっていくため、酸素濃度が減った空気を吸い続けることに……。
「取りこむ空気の量自体が減ること」
「空気に含まれる酸素濃度が減ること」
がマスクによって酸素が足りなくなる理由です。
ストレスも酸素不足を引き起こす
マスク生活で酸素不足になるもうひとつの原因がストレス。
マスクをしている状態自体が体にとってストレスとなり、交感神経を刺激して呼吸が浅くなります。
つねに緊張した浅い呼吸が続くことで、脳は酸素不足に陥ります。
酸素が足りない脳内で、幸せホルモンの“セロトニン”の分泌が滞った結果、イライラや不安などを感じやすくなるのです。
口呼吸でたくさん空気を吸えばいい?
マスクによって鼻呼吸で取りこむ空気の量が減るなら
「口呼吸でたくさん空気を吸えばいいのでは?」
と思った方もいるかもしれません。
しかし、これは大きな間違い。
口呼吸で多くの空気を取りこむためには、横隔膜を大きく動かさなくてはなりません。
運動後などの短時間であれば問題ではないですが、長い時間口呼吸を続けていると横隔膜が疲労して呼吸が浅くなりがちです。
鼻呼吸の方が少しづつ長く息を吸い込むため、わずかな力で深い呼吸をすることができ、肺の奥にまで酸素がいきわたります。
深い呼吸を習慣化して“隠れ酸欠”を解消しよう
マスクによる“隠れ酸欠”を防ぐために大切なことは深い呼吸の習慣化。
深い呼吸によって、酸素を体内に多く取り入れることを意識してみてください。
深呼吸は1回につき1分が目安です。
<深い呼吸のポイント>
- 横隔膜を広げるように息を吸い込む
- お腹を凹ませるように息を吐き出す
-
吐く時は吸う時の倍の時間をかけて、ゆっくりと吐き出す
(3秒吸って、6秒吐くor4秒吸って、8秒吐く)
深い呼吸をする時は頭を後ろに引いて骨盤を立てて、背筋をスッとまっすぐ伸ばした姿勢を意識しましょう。
前かがみの姿勢では、胸が圧迫されて呼吸が浅くなってしまうので要注意です。
朝起きた時や仕事中、夜寝る前などこまめに行って習慣化してみてください。
深い呼吸は心の安定にも◎
交感神経と副交換神経はほぼ無意識にコントロールされていますが、意識的にコントロールする方法がひとつだけあります。
それが呼吸です。
深い呼吸は副交感神経を優位にして、イライラや不安を抱えた心の安定に効果を発揮します。
よければ空気が鼻から入って、喉を通って、肺まで達する。そして、また外へと出ていくまでの体の感覚にも意識を向けてみてください。
だんだんと心が静まっていくのが感じられるはずです。
ちなみに、現在在庫を切らしておりますが、ゴッチョ背まくらは深い呼吸を助けることにも長けています。
自然と胸を開いて正しい姿勢に導いてくれますので、深い呼吸も楽になりますよ。
ゴッチョ背まくらの上に寝て、心身をととのえるのもオススメです。
もう少しでゴッチョ背まくらの先行予約が始まりますので、気になる方は楽しみにお待ちいただけたら幸いです!
それでは、今週もゆる~く頑張りましょう~!!